ボクシングの試合をやってみたけど、コツがわからないってあるあるな悩みですよね。
そんな悩みを現役ボクサーの私が解決します。
私の試合の体験談も公開しますね!
ボクシングの試合のコツ紹介
いくつかありますので、解説していきます!
試合のコツ1:相手との距離感と自分の調子を掴め
まずコツとしては相手との距離感の測定、その時の自分の調子の確認ですね。
ポイントは本当にオーソドックスですがまずは左ジャブで距離を測り、何回か捨てジャブを放ちます。これは別にパリィされていいので相手と近くならないようにだけして動きながら打ちます。
そこで相手との距離感、自分の緊張も含めどこまで錯覚しているか、左を打って右に移行するときにフェイントを入れて体のキレはどうかライトなどの照明で見えにくいところはないかを確認し相手の動き、自分の調子、リングの感じを確認します。
そうするとある程度相手も打ち返してくるので動きの癖がわかります。ストレートの時に左のガードが甘いとか、距離が近いとタイミングがあってくるなど。そういった点を含めて最初は左で相手の様子を伺うのは大切なポイントですね。
試合のコツ2:ボディを積極的に狙え
次のポイントですが、ある程度相手のスタイルと自分の調子が定まったら、次はボディを多めにするのがお勧めです。
地味かもしれませんがボディを打つことで相手も意識が下にいくのでストレートやフックを入れやすくなりますよ。
コツはジャブで相手にパリィさせておいて、ボディにストレートですね。
ボディブローでも良いですが、相手の近くに潜り込まないといけないので個人的にはまだこの段階ではリスキーです。ボディにストレートだと距離も取りやすいので読まれていてもガードと後ろに下がることで相手の間合いからは出れるので見せパンチも含めて安全ではあります。
個人的にはよく使う戦術ですし、このボディが何発か入っていたら後々になると言い方は変ですが、貯金になりますね。
試合のコツ3:最後は頭にパンチ集めてKO、ポイントをとる
最後のポイントですが、相手の意識や目線を下にすることができたら後はストレートなりフックなり自分の得意なパンチを上に入れていくことですね。正直判定も下よりかは上の方が点数が良いので。(実際違うかもしれませんが、個人的には負けたと思った試合でも顔にパンチ入れていた方が判定で試合には勝てました。)
正直勝てば判定でもなんでも良いので最後のポイントであるなるべく顔に当てるというのは勝てないという方は意識してみるのも良いと思います。
本当にオーソドックスですが左をメインに使うというのは日本人の運動能力的にも思考的にも一番合っているかもしれませんね。
筆者のボクシングの試合の体験談
次に私の試合の体験談を紹介しますね!
私は人より腕が長かったのでひたすらアウトボクシングで教えられましたが実際は距離が近いインファイトの方が元々タイミングが合っていたのでスタイルとしてはアウトボクシングと見せかけて、近づいた相手をフックでポイント、ダウンを取るということを行っていました。
プレイスタイル的にはクリチコが近いですね。あそこまで完成していませんが。
実際に試合でそのスタイルを行っていると相手からするとジャブ、ストレートばっかり打ってきて距離に入れないからフラストレーションがたまるのか、結構近くまでステップインしてくれましたね。そこまでステップインしてくれたら個人的に距離が近い方がタイミングが合うのとノーモーションで左フックを打つのが得意だったので、相手の視界の外から左フックを打ちました。そうするとダメージダウンは取れないですが、ショックでダウンは取れたのでポイントは取れて有利に試合も運べました。ダウンを一度取ることができたので相手も巻き返そうと必死になるのですが、かなり強引に攻めてきてラッキーパンチが来そうな距離の時はその時はクリンチをして逃げるなどをしました。それでこの試合は判定で勝つことができましたね。
この試合で2回ダウンを取ることができましたが、もう一つのダウンはコツのところで紹介した下の意識を植え付けていたので相手のストレートにかぶせるようにストレートを打つことでダウンを取れました。もう一つのポイントで言っていた貯金ですがボディって自分もそうですが後々打たれたとこってかなり効いてくるんですね。その試合でもかなりボディも打っていたので3Rくらいから相手の動きはかなり悪くなってきてその後の試合運びもかなり楽でした。
次に自分が負けた試合ですが、下の意識を植え付けれていなかった時にそれが原因で負けましたね。
丁寧に攻めたつもりなんですけど、相手もタイミングが早く気づいたら中にいてクリンチということでなかなかボディに入れることができませんでした。
そうすると僕もあせって手数を多く攻めようとしたら相手の距離に入ってしまっていたのでそこできれいなジャブ、ストレートで目線をずらされフックでダウンしました。
そこから、今度はこちらから取り返そうとして必死になってしまいまたダウンを取られ、結局それで立てなくて終わりました。後で反省したときに思いましたがやはり左ジャブ、右ボディというのはかなり大切に感じましたし、相手の動き、勢いを止めるのにもかなり有効だと身をもって体験ができましたね。
まとめ:ボクシングの試合のコツ!現役ボクサーが解説
まとめてきましたが、いかがでしたか?
では、また次の記事で会いましょう!
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