元HKT48・兒玉遥の苦悩と再生:SNS誹謗中傷がもたらした影響「心を壊しちゃった」
元HKT48・兒玉遥の苦悩と再生:SNS誹謗中傷がもたらした影響「心を壊しちゃった」
1 冬月記者 ★ :2025/10/11(土) 12:12:14.85 ID:Pe62Kaz79
兒玉遥、芸能界入って「心を壊しちゃった」初の自叙伝で赤裸々告白 うつ病発症の最大の要因は「自分の性格」
俳優でタレントの兒玉遥が11日、都内で自身初の自叙伝『1割の不死蝶 うつを卒業した元アイドルの730日』の発売記念イベントを開催。開催前に、合同取材会に応じた。同作にまつわるトークを行った。
兒玉は、HKT48の1期生として「はるっぴ」の愛称で親しまれ、2012年5月にAKB48のシングル『真夏のSounds good!』で初選抜入り。2014年9月にHKT48のシングル『控えめI love you!』で初センターを務めた。
その後、SNSで心ない誹謗中傷を浴びたことから、躁(そう)うつ病を発症。17年2月より休業を経験。
復帰後の19年6月に卒業し、俳優としての活動を本格化。現在はドラマやバラエティー番組、YouTubeなど多分野で活動している。
同書は、「元気な姿に戻れる確率は1割」と医者に言われた兒玉が、2度の休業を経てたどり着いた境地、これまで語ってこなかった真相などをつづっている。
兒玉は「この本は約1年半ぐらい前から準備して、制作して完成した作品」と言い、「自分的にはこの俳優人生で意味のあること」と表現。
「出版していいのかと、私自身悩んだ。芸能やアイドルはたくさんの人の夢である職業なのに、私自身は、その世界に入って心を壊しちゃった。社会復帰ができる自信がないぐらいまで弱っちゃった。こんなに赤裸々に書いたものを、世に出していいのかとすごく葛藤もありました」と語った。
しかし、「隠しているより話したほうが、自分の心も楽になるなと思った。内容自体も、そんなに明るく楽しい内容ではないんですが、歌もダンスもできない出来損ないがアイドルに合格して、センターに選ばれたら、というちょっと疑似体験をしてもらえるような作品になっているのでは」と話した。
同書内には兒玉の母に独占取材をするパートも。「私抜きで、ライターさんが取材してくださった。そこのパートが、私はすごく大好き。私自身、当時の記憶が抜けているところがある。うつの症状がひどいときのことをあまり思い出せない。当時のことを語っていた母が、支えてきたときの思いだとか、こういうことに気遣いながらサポートしていたよ、ということを、本当に5年越しくらいに知った母の真実が、私もこの本を読んで知ったことがある。涙なしでは読めないパートになっている」とほほ笑んだ。
自身が病を患った最大の要因を問われて「自分の性格が大きかった。グループで誰かいじめられたとか、スタッフさんがすごい厳しかったとかではない。自分の中で、自分を責める気持ちだとか、理想をすごく高く持ってしまって、自分に期待しすぎちゃった。そこが根本的によくなかった」と分析。
アイドル時代には、36冊におよぶ反省ノートを綴ってきた。「自分の悪いところやできないところ、欠点に目を向けて、そこばっかり集中しちゃっていたんですよね。今だったら、できないところは諦めて、いいところは伸ばそうというふうに考えられるんですけど、どうしてもそれができなかった」と反省した。