柳葉敏郎の息子、柳葉一路が盛岡大付の新主将に!恩返しの決意とは
柳葉敏郎の息子、柳葉一路が盛岡大付の新主将に!恩返しの決意とは
1 冬月記者 ★ :2025/09/09(火) 09:16:17.05 ID:VJEo/Ljk9
俳優柳葉敏郎の長男・一路内野手、盛岡大付の新主将就任「花を咲かせることができたら恩返しに」
春5回、夏11回の甲子園出場を誇る岩手・盛岡大付の新主将に、俳優・柳葉敏郎(64)の長男・一路内野手(2年)が就任したことが、8日までに分かった。1年生の時からキャプテンシーを発揮し、名将・関口清治監督(48)から直々に指名を受けた。
同校は21年夏以降、聖地から遠ざかっているが、「流れを変えられる世代」のけん引役として、「ギバちゃん」の息子が抜てきされた。
夕暮れのグラウンドに威勢のいい声が響き渡る。本職は二塁手、試合では三塁コーチを務めることの多い柳葉の声は、グラウンドのどこにいても耳に入ってきた。
関口監督は「誰よりも声を出して、誰よりも責任感が強い」という。1年生キャプテンを命じた柳葉に、今度は強豪野球部の屋台骨を支える役目を託した。
「野球が本当に大好きなので、こんなにも打ち込める環境にいられることが幸せです」。
秋田県出身の柳葉は地元の公立校で野球を続けるつもりだった。中学3年のある時、盛岡大付のパンフレットを手にした。強打が売りの甲子園常連校に憧れを抱きつつ、「自分が通用するわけないよな…」と1週間、葛藤した。
親元を離れての寮生活も不安だった。その柳葉の背を押したのは、父で俳優の柳葉敏郎の言葉だった。
「たとえ3年間、お前がベンチ外でも強くなってくれたらありがたい」
意を決し、好素材の集まる高校の門をたたいた。
今の立ち位置に導いてくれたのも父だった。中学の時、調子が良くなくてグラウンドでもベンチでも黙ってしまう試合があった。
それを見た父は当時の監督に「試合に出させないでください」と言ったという。
柳葉は「気持ちがある人は声に出るといつも言われていたので、ずっと大事に思っています」と、当時のことを胸に刻んでいる。
毎週のように秋田から応援に駆けつけてくれる母、父母会に積極的に参加し支えてくれる父からは、主将就任を心配された。
それでも「キャプテンとして自分が花を咲かせることができたら、恩返しにもなると思います」と強い気持ちで日々臨んでいる。
チームは21年夏を最後に甲子園から遠ざかる。夏の県大会では、2年連続で決勝で花巻東に敗れた。
関口監督からは「花巻東に太刀打ちできない時代の中で、流れを変えられる世代になってほしい」とハッパをかけられた。
「監督の言葉に自分もチームメートも気持ちがぐっと変わるのを感じました」。来春センバツに向けた秋季県大会は今月11日抽選、19日に開幕する。
◆柳葉一路(やなぎば・いちろ)2008年(平20)4月26日生まれ、秋田県出身。小学校時代は西仙北ベースボールクラブ、大仙市立西仙北中時代は秋田大仙ヤングでプレー。166センチ、52キロ。右投げ左打ち。父は俳優の柳葉敏郎。11年春センバツで優勝した東海大相模の当時の主将、佐藤大貢(ひろつぐ)はいとこにあたる。