安藤サクラ:現代日本映画の宝石 「最も重要な女優だ」 香港紙が評価
安藤サクラ:現代日本映画の宝石 「最も重要な女優だ」 香港紙が評価
1 jinjin ★ :2025/05/29(木) 00:33:23.84 ID:jYJpg4dW9
さまざまな映画に出演し、スクリーンのなかで唯一無二の存在感を放つ安藤サクラ。
4月10日に香港でおこなわれた「第49回香港国際映画祭」に参加した彼女を、香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が取材した。
香港の映画祭で「安藤の特集」が組まれた
安藤サクラは、現代日本の映画界で最も重要な女優だと言っても過言ではない。日本アカデミー賞を5度にわたって受賞するなど、数々の受賞歴を持ち、圧倒的な人気を誇る彼女は、2006年に俳優としての活動を開始して以来、多彩なキャリアを歩んできた。
この20年間に安藤は、園子温や三池崇史といったカルト的な人気を誇る監督のインディー映画から、是枝裕和のような著名な監督による受賞作、さらには2023年に米アカデミー賞を受賞した怪獣映画『ゴジラ-1.0』のようなメインストリームの大ヒット作まで、巧みに渡り歩いてきた。
だが現在、39歳の彼女は、娘の子育てに専念するため、当然の権利と言える休養期間を楽しんでいる。
「私にとって、子育てをしながら撮影するのはとても大変なことです。特に日本では、本当に、本当に大変です」と、4月10日に開幕した「第49回香港国際映画祭」のため香港を訪れた際、安藤は幣紙に語った。
映画祭は今回、「安藤サクラ:美しい変容」と題する特集を組み、安藤の出演作4作を選んで、彼女の演技力と幅広い表現力を横断的に紹介した。
安藤の姉、安藤桃子が監督を務めた映画『0.5ミリ』(2014)は、若い介護ヘルパーが高齢者をだまして生きていく姿を描く。
鋭い視点を持つ社会派ドラマである本作は、安藤にとって初期の主演作の一つになった。
同年、安藤は武正晴監督の『百円の恋』に出演した。長年、家に引きこもって自堕落な生活を送っていたが、ボクサーを目指してトレーニングをはじめる女性を演じる。このため安藤は劇的な肉体改造を成し遂げ、それまでのキャリアで最高の演技を見せる。
この作品で安藤は、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。本作は後に中国で『Yolo』というタイトルでリメイクされ、大ヒットした。
安藤は、是枝裕和監督の『万引き家族』で2度目の日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞する。カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した本作で、安藤は貧しい泥棒一家の母親を演じる。
映画祭で選ばれた4本目の作品は、原田眞人監督の『バッドランズ』だ。安藤は、長らく会っていなかった弟の気まぐれな行動に巻き込まれていく狡猾な詐欺師を演じ、息を呑むようなクライムドラマの中心に立つ。
なぜこの4作が選ばれたのかと問うと、安藤はこう述べる。
「私は選考には関わっていないのですが、この4作が選ばれたことを本当に嬉しく思っています。どれも私のキャリアにおいて、とても大切な作品ですから」
映画祭の週末に安藤はいくつもの公開イベントに登壇したが、それに先立ち、彼女はこうコメントした。
「香港の観客のみなさんが、これらの作品をどう感じるのか、特に面と向かって意見を交わせるこの映画祭の場で聞けるのをとても楽しみにしています」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e43b9b03d227fe15311a56621c3ed67b4e13d34