泉ピン子、パワハラはダメ：「注意」は逆境をチャンスに変える考え方

泉ピン子「パワハラはよくない」注意されることには「ピンチではない。考え方次第よ」

　女優の泉ピン子（７７）が５日、都内で行われた書著「終活やーめた。元祖バッシングの女王の『ピンチを福に転じる』思考法」（講談社）の発売記念会見に登場した。

　同作は、終活よりピン活として「ピンチをチャンスに変える活動」、略してピン活について記された。

　漫談家でデビュー、キャバレーを渡り歩いた２０代、父のがん、『渡る世間は鬼ばかり』などの脚本家・橋田壽賀子さんの死、５０歳での借金、スキャンダル報道に大バッシングなどピンチをチャンスに転じてきた行動が紹介される。

　会見では現代の若者や問題になっているパワハラについてに言及。

　「パワハラはよくないわよ」とした上で「注意したのがいじめなのか、その人を育てようと思って言ったことなのか（どうか）ということ」と基準を語った。

　さらに、昔は台本で頭をたたかれることもあったことを振り返りつつ、「言ってくださること、注意をされることはピンチではない。ピンチって考えるからピンチであって、ラッキーって考えたらラッキーじゃないの。考え方次第よ」と成長するチャンスと捉える自身の考えを話した。

　現在は静岡県熱海市在住の泉。昨今は共演者らを食事に行くことも誘うことも難しくなったことを挙げ、熱海の自宅には「コロナ禍が終わってから来てくれたのは北川景子とＤＡＩＧＯだけですよ。（生まれた）子どもを見せていないからって」と明かした。

　北川とはテレビ朝日ドラマプレミアム「花のれん」でも共演。プライベートでも親交があり、「北川景子は（演技が）めちゃくちゃうまくなった」と絶賛していた。